だらぶら

だらだらぶらぶらのんびり気ままに

日本語翻訳なんて訳す人のさじ加減次第!

だいぶ前になるがスマホのアプリで青空文庫というものがある。

多分著作権フリーの本を無料で読めるようにしているアプリだと思うがその中にヘンデルとグレーテルを見つけた。

グリム童話の名作である。多分皆さんも御存知だろう。

この本をなぜ読もうとしたかと言うと、この少し前にジェレミー・レナージェマ・アータートン主演の映画「ヘンデルとグレーテル」を観たからだ。

この映画はその15年後のヘンデルとグレーテルを描いていて、そのときお菓子を食べ過ぎた兄・ヘンデルは定期的にインスリンを打たなければならなくなっていて、妹・グレーテルは魔女を殺したのが快感になってヘンデルと共に魔女ハンターをしているという面白い映画だった。

その映画を観たあとだったので元の童話がちゃんと思い出せず読み返して見ることにした。その本は昭和24年発行で多分ドイツ語を日本語に訳したものだと思う。

文章は普通に進んで行くのだが口減らしのため、継母が旦那に子どもたちを森に捨てる提案をするときのシーンの台詞が面白かった。

継母「アンタ、子どもたちを森に捨ててきちまいな」

このあとの旦那の台詞が印象的だった!

旦那「おめーさんそりゃーいけねえや!

江戸っ子なのである

この台詞を見たあとの私の頭の中ではこの旦那はねじり鉢巻をし、ハッピを着た日本の職人であった。

ヘンデルとグレーテルも日本人の子供の様な着物を着て、着いた先は和菓子の家なのである。

 

そう訳したの!?」と思ったのだが、タイトルにもある通り日本語訳は訳す人のサジ加減なのである。

夏目漱石が「I love you」を「月がとても綺麗ですね」と訳したのは有名な話だ。

なので翻訳の仕事をしている方とかすごく頭の良い人だし尊敬もしている。日本語のボキャブラリーの乏しい私には到底無理な仕事だろう。

私も英語とスペイン語を少し話すがそれらを勉強していて一番難しいと思ったのが日本語だ。

日本語を100%外国語にしようとしても無理だしその逆も然り。もし外国語を勉強しようとしている人がいるなら日本語にとらわれないよう勉強して欲しい。

 

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