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メキシコのお盆「死者の日」

皆さんはメキシコの「死者の日」をご存知だろうか。

毎年11月1日と2日に行われる重要な風習の一つである。

中でもオアハカ州の「死者の日」がよく知られているらしいが偶然そのオアハカに長期滞在していたので、お伝えしよう。

Dia de Muertosスペイン語を直訳しても「死者の日」である。

故人を偲び感謝するのは日本のお盆と似ているようだが、日本人の様に厳かに(ちょっと言いすぎかも)執り行うのではなく全くのお祭りである。

ここでは黒い衣装を纏った聖母マリアが有名である(写真右下)

街にはお店の前に骸骨祭壇が飾り付けされその年に亡くなった方がいるところでは祭壇に写真を飾ったりもしていた。

そしてメイン会場の墓地である。メキシコ人の知り合いと行ったのだが、この時点で夜の10時だ。正面の壁の向こうが墓地になっている。

墓地は薄暗くて何枚か写真を撮ったのだがまともに撮れたのは上の写真一枚だけだった。

最近は墓地の土地が少なくなって来ているのと管理費の関係で火葬にする人も増えて来ているそうだ。

墓地の中では舞台が設けられ演劇やらダンスやらで盛り上がっていた。

墓地を出ると通りは上の写真のように露店が並んでいる。このときで夜の12時ぐらいだったと思う。

我々はこのまま帰ったのだが、この状態は朝まで続くそうだ。

地球の裏側ではお盆になると墓地でこんなことをしている。

それと人が死ぬと初七日四十九日とかあるが、メキシコでも初七日40日、詳しくは忘れたが、何ヶ月何年とあるそうだ。

が完成すると神父が来て聖水を撒いてくれるし、車を買ったら教会に行って聖水を巻いてもらっている人を見たことがある。

日本の棟上げ式や、魂い入れと呼ばれるものに似ている。やはり宗教とはどこか共通するものがあるのだろうか。

このお祭りが終わるとクリスマスムードになるのだが、メキシコはほとんどの人がカトリックを信仰しているのでメキシコではサンタクロースがいないのだ。