話は前回の続きになるのでまだ読んでない人は時間があったら読んで頂きたい。
カンクンからメリダへ
朝10時頃ホテルを出てバスターミナルへ。オフシーズンだから大丈夫だろうと予約もせずにチケット売り場でメリダ行のチケットを買う。
案の定ガラガラで次の便のを難なく買うことができた。
チケットを買うときにパソコンの画面を見せられ座席表の空席になっているところから自分の座りたいところを選ぶのだが、見事にガラガラなのだ。
私の他にその時は2人ぐらいしかいなかった。
メリダまで4時間位なので車内でなにか食べようと売店を物色して結局日本でもおなじみのスニッカーズやプリングルズ、コカコーラを買ってしまった。
この日本でも馴染みのある商品を多少高くても買ってしまうのは旅行者あるあるなのだろうか。それとも私だけなのだろうか。
程なくしてバスに乗り込み、乗客全員が乗り込んだあと職員がビデオカメラに乗客を写してからの出発となる。
私の前の席にはフランス人らしき男女4人のグループが座った。私のあとにチケットを購入したのだろう。それでもバスの乗客は10人にも満たなかった。
バスが郊外に差し掛かると車屋が増えてくるのを目にする。これは万国共通なのだろうか。そしておなじみのマークが目に入ってくる。トヨタ、日産、ホンダ.....いすゞや日野まである。
ボケーッと外を眺めていると「日本に帰ってきたのか」というデジャブを感じることがメキシコにいるとたまにある。
メリダ
ホテル
午後の3時を廻ったくらいだろうかメリダのバスターミナルへ到着。
予約したホテルへは歩いてい行けそうなので歩くことにする。
10分ほどでホテルへ。チェックインするとスタッフの方がオプショナルツアーはどうかとパンフレットのようなものを指差した。
その中にウシュマル遺跡のツアーがあったので申し込むことにした。ただこのときは意外と安いと思った。
前にウシュマル遺跡について調べたときメリダから行ったほうが良いような記事を見たことがあったので、メリダのホテルで聞いてみるつもりだった。丁度良かった。
スタッフが連絡してくれて明日の9時にホテルへ迎えに来るそうだ。
部屋に入ると意外と綺麗でシャワーを出してみるとちゃんとお湯が出るではないか。
当たり前だろうと思う方もいると思うが、私がメキシコを旅行しているとき2,3日おきにホテルを変えるのはちゃんとしたお湯が出ないところか多いからだ。
実際カンクンのホテルでは水とまでは言わないが結構冷たがかった。
それで8千円ぐらいだったのに対しここは確か3千円行かないくらいで、今の所ちゃんとお湯が出ている。しかも綺麗だ。ただカンクンはリゾート地だと言ってしまえばそれまでだが。
中庭にはプールが有りその向こうには比較的ちゃんとしたレストランもある。あとで行ってみよう。
まだ日も高かったので少しホテルの周りを散歩してみることにした。
ホテルは中心より少し外れにあるので外に出ると人々の生活が感じられるし古い建物も見ることができる。
この日は早めにホテルへ帰って明日に備えることにした。
ホテルの客は私を含めて4組ぐらいだろうか。
なのでホテルのレストランが普通に営業しているか不安だったが、普通に営業をしていてウエイターのおじさんが笑顔で迎えてくれた。
ただメニューを渡され、できる料理とできない料理があることを伝えられた。
レストランの定番らしいグリルドチキンを注文した。
奥にもおじさんが1人いてオフシーズンで客もあまりいないからか2人でやってるみたいだった。
そしてこのおじさん2人ともやたらと渋い。それとすごくだみ声なのだ。
マフィアか。とも思ったがそんな訳もなく逆に人懐っこい。
このときの客は私1人だったせいもあってか色々話しかけてくる。「どこから来たの?」とか「カンクン行った?」とか。2人ともいい人だったので最終日までここで食べることにした。
ウシュマル遺跡
朝食を食べ9時5分前にフロントで待つことにした。
カンクンのときでも書いたように私はメキシコ時間を知っている。なので30分か1時間遅れるのは承知の上だ。
案の定30分が過ぎても迎えは来ない。その時ホテルのスタッフが「まだ来ないの?」と聞いてきてどこかに電話をしたようだ。10分後。40分遅れで到着。
車は10乗りくらいのワンボックス。中にはメキシコ人家族5人。今日は私を入れて6人だけだそうだ。
それとガイド兼運転手の自称イタリア系メキシコ人..........名前は忘れてしまった。
ウシュマル遺跡の駐車場に着くとガイドがチケットは各自各々で買ってほしいと言ってきた。ここで料金が安い訳がわかった。ホテルのフロントで払った料金にはチケット代が含まれていなかったのだ。
私が外国人だからかガイドが一緒にチケット売り場まで来てくれ、売り場の女性に話してくれた。そして入園。場内は綺麗に整備されていた。
ウシュマル遺跡はチチェン・イツァ遺跡より新しいのでまだ石の模様とかがちゃんとしていて人が暮らしていたようなマヤ人の生活感が漂ってくる感じがした。
なのでチチェン・イツァよりも遺跡が綺麗でこっちの方が好きだとガイドに言うと自分もそうだという。
横でそれを聞いていたメキシコ人家族が明日自分たちはチチェン・イツァに行くんだけど....というのを聞いて少し悪いことをしてしまったと思った。
チチェン・イツァよりは日本人が行かないのであろうか土産物の露店の人が私を見ても日本語で話しかけてくることはない。
2時間ぐらいはいただろうか。そこまで混んでなかったのでゆっくり見学できた気がする。
このあと昼食のため移動することになる。レストランではメキシコ人家族と私と6人で食事をすることになる。ガイドは少し離れたテーブルで食事をしている。
これはチチェン・イツァのときも同じである。
メキシコ人家族はグアダラハラから旅行に来ているという。
その中の若い女性が10年ぐらい前に夏に京都に行ったことがあるらしく、どうだったか感想を聞くと、只々暑かったそうだ。
メキシコ人を唸らせた京都の夏は相当なものだったのだろうと思った。
4時頃ホテルへ戻りどうするか考えて結局洗濯することにした。
洗濯と言っても下着2,3枚である。
雨期でも日本より乾燥しているせいか石鹸で洗って手で絞ってシャワー室に吊るしておくと朝にはすっかり乾いている。
カンクンでも一度やってるので問題ないはずだ。
その後レストランで食事をし、おじさんたちと少し話をして、部屋に戻ってネットで次の予定の町カンペチェでのホテルの予約などをしていた。
メリダ三日目
あまり知られていないがタイトルにもあるようにここメリダのオーラン病院というところで野口英世は一時期研究をしていたという。
今はオーラン病院跡地に野口英世の銅像が立っているということなので当初時間があったらそこまで行ってみようと思っていたがこの時点でそのことはすっかり忘れてしまっていた。
思い出すのはカンペチェで日本の千円札を見たときだった。
何かを期待してここまで読んでくれた方。誠に申し訳ない。
すっかりそのことを忘れてしまっていた私は街の中心でもだらだらぶらぶらしてみるかと思いホテルを出たのだった。
街の中心までは歩いて20分ほどだろうか。気温もそこまで高くなく汗かきの私でも快適なくらいだ。
レストランで昼食食べたりコーヒー飲んだりしてもここではもうメキシコ価格だ。カンクンと比べると格段に安い。
そのことをウエイターに言うと「そりゃそーさ」みたいに言っていた。気さくなお兄さんだったので話をしたり、レストランに小一時間ほどいてしまった。
散策しているうちに少し中心より離れてところにローカル市場を発見。
入ってみたが午後2時を廻っていたせいか開いてる店は少なかった。
別に買うものとかは無いのでいいのだが、ローカル市場は活気があるので好きな場所の一つだ。
夕方になりホテルに戻って今後の予定を考えた。次の街カンペチェのホテルは予約したが、バスはしていない。でも大丈夫だろう。
その後レストランで食事をし、また少しネットを見たりして過ごした。
明日の移動先カンペチェは綺麗な町並みとカリブの海賊から町を守った要塞が残っているそうなので楽しみだ。