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日本人は本当に英語を話せないのか

先日youtubeで「なぜ日本人は英語を話せないのか」と言うタイトルの動画を観た。

そのyoutuberは「日本の英語教育は英語と言うパスワードを解いて試験に合格するための英語で会話を目的としたものでは無いからだ」と言っているのを聞いて、私も「そう、その通り」と思いながら観ていたのだが、本当にそうだろうか。

天の邪鬼な私は少しうがった視点から考えてみることにした。

日本語の中に溢れかえる外国語

私たちが普段普通に話していて、横文字を使わない日などあるのだろうか。

テーブルやスプーンやフォーク。ランドセル(オランダ語のranselがなまったもの)やリュックサック(ドイツ語)やバックパック(英語)など日常会話に沢山の外国語が使われているのだがこのような言語は世界的に珍しいのでは無いだろうか。

私が初めてメキシコを訪れたとき、空港の出口には英語の表記がなくただ「salida」とスペイン語の看板があるだけだったので、しばらく空港から出れなかった記憶がある。

それとメキシコに住んでいたとき、メキシコ人の友人の子供が私に「Graciasは日本語でありがとうって言うんだよね」って聞いてきたので、「そう、でも家族や友達にはあまり使わないかな」って言うと、なんて言うのかまた尋ねてきたので私は「日本語でありがとうのカジュアルな言い方は サンキュ」というと子どもたちは「それは絶対ウソ!第一日本語じゃねーし」みたいなことを言われてしまった。

それほど日本語の中に外国語が浸透しているし。皆さんも外国語だと思わずに使っているのではないだろうか。

なのに日本人は英語が話せないと言われている。

 

何かので読んだ記憶があるが、映画「Sex and The City」の台詞、全体では2000ぐらいの単語を使っているらしいが、台詞の8割は350の単語で出来ているらしい。

そのくらいの単語数で日常会話が可能なのだ。それならもう知っているのではないだろうか。

完璧を求める日本人と思いやる心

私たちは「I want you」や「I need you」は歌の歌詞などで良く知っているし意味も知っている。

しかし「iphoneが必要なの」は言えないのである。

なぜなら「I need a iphone」は聞いたことがないフレーズだから正しいかどうか判断が出来ないのと、いつもneedを「必要です」と訳しているので「必要なの」というカジュアルな言い方はまた別の単語だと思っているフシがあるからだ。

英語の文を完璧に日本語に訳すのは難しいしその逆も同じである。

だけど英語初心者はその完璧さを求めるような傾向にあると思う。

それとある時、飲食店を経営する殆ど英語の話せない知り合いと英語の話になって、私は彼に間違ってもいいから英語を話すよう勧めると彼は間違った英語を使って相手の気分を害すると申し訳ないと言っていた。

そのことを聞いたとき私は「なんとも優しい人だ」と思った。

ただ普通に英語で会話をしてて相手の気分を害することができるのなら相当英語ができると思うのだが。

少しの勇気で劇的に変わるのかもしれない

英語に興味のない人でもhave/make/take/getなどの動詞を含め、中学校で覚える英語は最早知っているのではないだろうか。海外旅行程度なら中学校レベルの英語で十分だと思う。

その潜在的に知っている英語をどうやって引き出すかなのだがそこが問題だ。

メディアも間違った英語を伝えるのは勘弁して欲しい。例えば「GO TO トラベル」。無理に英語を使わなくても良かったのじゃないかと思う。

旅行へ行こう‼キャンペーン」で良かったのではないだろうか。

役所がそのような英語を使うので日本の英語力のレベルが低く見られるのではないだろうか。

 

とにかく英語は車の運転と同じで話した時間だけ上手になると思っているので、英語初心者の方は頑張って話すようにして欲しい。私が思うに日本人はただシャイなだけなのかもしれない。Good luck.

 

 

 

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