シニアの方で英語を学ぼうとしている方も多いようだ。私の住んでいる地域にもカルチャースクールなるものがあって、色々な教室がある。押し花、着付け、バイオリンなど。その中でも5つぐらいある初級レベル(初級レベルしかない)の英語教室は定員が一杯なのだそうだ。
どの程度の英語力を身につけたいのか
先日そこへ通う知り合いの女性に久しぶりに会って話をすることができた。
彼女は退職後海外旅行をするようになりそれから英語教室に通い出したようだ。
教室には80過ぎの方もおられ、ボケ防止のために来ていると言っているとか。
しかし彼女が言うには殆どの生徒さんは自分と同じで海外旅行をするための英語力を身に着けたいそうだ。
このブロクを読まれている殆どの方もそうでは無いだろうか。
中にはお店をやっていて外国人観光客が多く来店するのでそのための英語力を身に着けたいとおっしゃる方もおられるだろう。
でもシニア世代で「これから英語を使ってバリバリ海外で仕事をするぞ。そのために英語を覚えるぞ」って方はまずいないと思う。
シニア世代が英語を覚える理由
シニア世代が英語を覚えたいと言う理由は
- ボケ防止
- 日常会話ぐらいは身につけたい
- 映画を字幕無しで観たい
- 海外旅行
- なんとなく英語は必要だと思っている
上の5つぐらいでは無いだろうか。「映画を字幕無しで観たい」は流石に上級コースだと思うが、それ以外はそれほど難易度が高いわけでは無いと思う。
前にも述べたが外国人観光客相手だと文化や歴史も説明する機会も多くなると思うので少し難易度が高いだろう。
「日常会話ぐらいは身につけたい」と「なんとなく英語は必要だと思っている」は正直英語は身につかないし英語教室も続くかどうかわからないところだ。なぜなら外国人と会うことを想定していないからだ。
反面「海外旅行」は実際外国人と接することが想定できるし、外国へ行ったことがある人なら英語の必要性が分かるだろう。なので自ずと英語を学ぼうと言う意欲が持てるはずだ。
なので意欲を持たせるために海外旅行を計画してみては如何だろうか。
どんな学習法が良いか
こればかりははっきりこれと言ったものがない。
- 本や参考書などをとにかく書き写す
- 教室に通う
- 個人レッスンを雇う
- 留学する
など、人それぞれである。
ただし英語力ゼロの人がいきなり外国人講師との個人レッスンとかは、よほどその外国人講師が日本語をうまく話せないと意味がないので時間の無駄だと思うし「留学する」も同じで、いきなり留学するなら旅行をしていたほうが有意義だろう。
英語力ゼロの人が外国の英語教室に行ってもいきなり異世界へ放り込まれるようなもので、そんなのが好きな人は留学もありだろうが時間とお金の無駄だと思う。
私の場合は文法の本を読んで好きな映画のDVDを英語字幕にしてそれをとにかく書いた覚えがある。
英語を話す上で何が必要か
文 法
文法は難しいと思っている方も居られると思うが決してそんなことはなく、ただの話し方だと思ったほうが良いだろう。
英語の「話し方」で大事なのはその語順で、日本語だと文の単語の位置が代わっても崩壊はしないが、英語だと語順が代わると文が崩壊してしまうのだ。
なので英語の肯定文の「主語+動詞+述語」。この並びは口が酸っぱくなるほど、口癖になるほど覚えてほしい。
この他にも疑問文や否定文、受け身などがあるが各自で調べてほしい。ただし基礎となるのは「主語+動詞+述語」なのでこれはしっかり覚えよう。
単 語
単語はもう既に自分の言いたいことは英語で言えるくらい知っていると思う。
普段日本語を話していると沢山の英語を使っているのに気づいているだろうか。
英語だけではなくドイツ語やスペイン語などもだ。
ただその使い方や意味に少し疑問があるが日常英会話程度ならどこかで聞いた英単語が沢山出てくるのに驚くだろう。
それと上の文法....いや「話し方」では語順が決まっているのであとは単語を入れ替えるだけだから、英語の試験を受けるわけでは無いので一度に何十、何百と覚える必要は無いし、その都度覚えるようにしたほうが良いだろう。
発 音
もちろん大事だが私はそこまで気にすることはないと思う。
イギリスとアメリカとはちょっと発音が違うし、インド英語やフィリピン英語があるようにサムライ・イングリッシュがあってもいいと思う。
ただし全くのカタカナ発音は良くないと思うが。
アメリカのドラマ「ヒーローズ」を見たことがあるが、日本人のマシ・オカが英語の得意じゃない日本人役として出ているのだが、彼自身は幼いころ親の仕事の関係でアメリカに引っ越して育ったので流暢な英語を話すのだが劇中では英語の得意じゃない日本人の役なので全くのカタカナ発音なのだ。
私は日本語字幕で見てるのでそこの字幕には日本語がでるのだが、英語字幕なら英語の字幕が出るのだろうかと疑問に思った。
英語を流暢に話すマシ・オカがカタカナ発音で話して更に字幕を入れるなんて面倒なことをするだろうか。
カタカナ発音でも文法が完璧なら見ている視聴者にも通じると言うことだと思ったのだが、そのへんのところを詳しく知っている方がいたら教えてほしい。
話が少しそれたが、海外を旅行していると英語圏じゃない人と話すことも多くなる。
それが海外旅行の醍醐味だといっても過言では無いかもしれない。旅行者同士の情報の交換など是非交流がてら会話したいものだ。
アメリカを旅行中にもドイツ人やオランダ人、ネパール人などと話すことがあったのだが皆発音が上手で恐縮してしまうほどだった。
ただ発音を気にするあまり話せなくなってしまっては本末転倒だ。車の運転同様、話す時間が長い分上手になると私は思う。
なので発音が下手だからと言って気後れすることなくサムライ・イングリッシュで堂々と話してほしい。
弱 点
日本で英語を勉強しているとどうしてもネイティブの英語を聞き取れないと言う弱点が出てしまう。私も結構CD付きの教材を買ったが、どれもゆっくり滑舌が良い話し方をする。
それでも英語初心者の私には速くて聞き取れなかったが、それを聞き取れたとしても現地に行くともっと速くて聞き取れないのである。
なので映画のセリフの速さが普通の速さだと思い、前にも話したが最初に映画のDVDのセリフの字幕を見て、それを書き、次に字幕を消して音声だけでセリフを書いたりした。
これは意外に身についたと思うが、英語が好きになってからでないと結構キツイと思う。
なのでこればかりはネイティブな英語を話す人との会話をした方が早く身につくだろう。
おすすめの教材
インターネットが普及している昨今、youtubeやこのようなブログでも情報が溢れかえっているので、それを活用しても良いし、私も結構英語の本や参考書を買ったが、一番良かったのがNHKのラジオ講座だったような気がする。
月に数百円のテキストなので経済的だし講座も分かりやすかった。それで2年ぐらい続けただろうか。
それと文法の本は一冊あっても良いと思う。文法なんてそんなに変わるものでは無いので、お子さんとかが高校のときに使っていた文法の本があったらそれを活用しても良いだろう。
ただそれらは一歩通行なので調べても分からなかったらそれまでである。
近くにカルチャースクールがあるならその中の英語教室に行ってみるのも良いし、今では下のようなインターネットのオンライン講座もあるので無料体験講座があるなら試しに利用してみるのも良いかもしれない。
終わりに
日常会話ぐらいなら正直そこまで難しく無いので半年くらいみっちり勉強したら話せるようになると思う。
そしてまだ個人旅行をしたことが無いのであれば一度試してもらいたい。パックツアーより100倍楽しい(個人差はあるが)と思う。
それに元気なうちが華です。私は最早、月に一度病院に行かなくてはならないので、昔みたいに長期での旅行はできないのですが、コロナも終息にあるのでまたどこかリュックサックを背負ってだらだらぶらぶら歩いて見ようと思っています。